大久保、亡き父との約束果たす！！

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大久保、亡き父との約束果たす！！　[ワールドカップ] [編集]

今日は感動のニュースをお届けしたいと思います。

　サッカーの大久保嘉人選手（３１）についてのお話です。恐らく、サッカーファンの間では有名な話ですが、ここで改めて紹介したいと思います。

http://www.jsgoal.jp/photo/00121800/00121840.html

　２０１４年５月１２日午後２時頃、ブラジルワールドカップの日本代表の発表がありまして。
初選出された選手が喜びに浸る中、２０１２年２月のアイスランド戦を最後に代表から遠ざかっていた大久保選手が、２大会連続で選ばれました。

　なんと、奇しくも発表のその日が、大久保選手のお父さんの命日だったのです。

　しかし、涙もろい大久保選手の目には、涙はありませんでした。

　この日、大久保選手はアジア・チャンピョンズリーグに臨む為、羽田空港へ向かうバスの中で発表を見守っていました。
　ザッケローニ監督から「オオクボ」呼ばれると、チームメイトが「ウオ～～！！」って吠えたので、一緒になって吠えたとか。
　本人的には、サプライズ発表は最後かなと思っていたみたいで、早く読み上げられたコトに驚いていたみたいです（笑）。

ちょうど去年のこの日。北九州市内の病院で闘病生活を続けていた父、克博さん（享年６１）が亡くなりました。

その時に、大久保選手宛てに遺言を残していました。

　　　　　　　　　　　　　　　「日本代表になれ　空の上から見とうぞ」

　「姉ちゃんと妹には厳しく、自分には甘かった」お父さんで、誰よりも息子を応援していたそうです。
ですが、プロ入り前に内臓疾患を患い、入退院を繰り返していました。
克博さんが、２０１０年南アフリカ大会の主力だった息子の代表復帰を望んだのは、Ｊリーグは地上波でほとんど放送されないが、代表戦なら病室のテレビで見られるからだったそうです。
　
　ちなみに、電話で「もう一度代表に入れ」と言う克博さんに、大久保選手は「選ばれないんだから仕方ない」と言い返したこともあったそうですよ。

　昨年５月。父・克博さんは危篤に陥ってしまいます。しかし、大久保選手は、
「俺が死んでも試合を優先しろ」
という言葉を守って、同１１日のＪ１セ大阪戦で２得点し、同市内の病院に急行しました。

　意識不明だった父は「おお、嘉人、来たか」とぽつり。医師からも奇跡的と言われたそうです。

今月１１日。同市内に眠る父の墓前で「選ばれたらいいな」と伝えました。そして代表選出。

「父は『嘉人、良かったな』って言うんじゃないんですか。実感はまだ。ぐっとくるのはこれからでしょう。一人になったときになるんじゃないかな」

大久保選手の右手首には、この日も父の形見の腕時計。還暦祝いに自ら贈ったもので、試合の前後にいつもつけているそう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　「一緒に戦っているから」。

父と息子の絆、グッときました・・・。